赦罪の晩課 (乾酪の主日)
−−祈祷の時は必ず、本来の祈祷書を用い、司祷者の指示に従っててください−−
司祭 我等の神は崇め讃めらる、今も何時も世々に 時課経P107〜109/大斎1週P67〜P68
誦経 「アミン」
我等の神よ、光栄は爾に帰す、光栄は爾に帰す。
[天の王]
誦経 天の王、慰むる者よ、真実の~°、在らざる所なき者、見たざる所なき者よ、萬善の宝蔵なる者、生命を賜ふ主よ、来たりて我等のうちにり、我等を諸の穢れより潔くせよ、至善者よ、我等の霊(たましい)を救ひ給へ。
[聖三祝文][至聖三者][天主経]
誦経 聖なる神、聖なる勇毅、聖なる常生の者よ、我等を憐めよ。(三次)
光栄は父と子と聖神゚に帰す、今も何時も世世に、「アミン」。
至聖三者よ、我等を憐め、主よ、我等の罪を潔くせよ、主宰よ、我等の愆を赦せ、聖なる者よ、臨みて我等の病を癒し給へ、悉く爾の名に因る。
主憐めよ。(三次)
光栄は父と子と聖神゚に帰す、今も何時も世世に、「アミン」。
天に在す我等の父よ、願くは爾の名は聖とせられ、爾の国は来たり、爾の旨は天に行はるるが如く地にも行はれん、我が日用の糧を今日我等に与へ給へ、我等に債ある者を我等免すが如く、我等の債を免し給へ、我等を誘に導かず、猶我等を凶悪より救ひ給へ。
司祭 蓋国と権能と光栄は爾父と子と聖神°に帰す、今も何時も世世に。
誦経 「アミン」
主憐めよ。(三次)
光栄は爾父と子と聖神°に帰す、今も何時も世世に、「アミン」
誦経 来たれ、我等の王・神に叩拜せん。 時課経P175〜179/大斎1週P112〜P117)
来たれ、ハリストス我等の王・神に叩拜俯伏せん。
来たれ、ハリストス我等の王と神の前に叩拜俯伏せん。
【第103聖詠】
誦経 我が霊よ、主を讃め揚げよ、主我が神よ、爾は至りて大いなり、爾は光栄と威厳とを被れり。爾は光を袍(ころも)の如くに衣(き)、天を幔の如くに張る、水の上に爾の宮を建て、雲を爾の車と為し、風の翼にて行く。爾は風を以て爾の使者と為し、焔を以て爾の役者(えきしゃ)と為す。爾は地を固き基に建てたり、此れ世世に動かざらん。爾は淵を以て衣服の如くに之を覆へり、山の巓(いただき)に水立つ。爾の恐嚇(おどし)に依りて此れは奔(はし)り、爾の雷(いかづち)の声に由りて速に去る、山に升(のぼ)り、澗(たに)に降り、爾の此れが為に定めし處に至る。爾界を立てて之を踰えざらしむ、反りて地を覆はざらん。爾は泉を澗(たに)に遣せり、山の間に水は流れ、野の諸の獣に飲ましむ、野の驢(うさぎうま)はその其の渇きを止どむ。空の鳥はその其の傍らに棲み、枝の間より声を出す。爾は上なる宮より山を潤し、地は爾の造工(しわざ)の果にてあき足れり。爾は草を獣の為に生ぜしめ、野菜を人の需めの為に生ぜしめて、地より食物を出ださしむ。酒は人の心を楽ませ、膏(あぶら)は其面を澤し、餅(パン)は人の心を養ふ。主の樹、その其植えたるリワンの柏香木はあき足れり、鳥はその其上に巣を造る、松は鶴の棲處(すみか)たり、高き山は鹿の為、磐石(いわお)は兎の為に避所(かくれが)たり。主は月を造りて時を定め、日はその其入る處を知る。爾暗を布(し)けば、則ち夜あり、其のとき時林の獣皆出て廻る、獅子は獲物の為に吼えて、その其の食を神に乞ふ。日出づれば、彼等集りて己の穴に伏す。人は其の工作(わざ)の為に出て、労(はたら)きて暮れに至る。主よ、爾の工業は何ぞ多き、みな皆智慧を以て作れり、地は爾の造物にて満ちたり。夫の大いにして広き海、彼處には無数の動物、大小の生物あり、彼處には舟通ひ、彼處には彼の大魚あり、爾造りて其中に遊ばしむ。彼等は皆爾が時に随ひて食を予(あた)ふるを待つ。之に予ふれば受け、爾の手を開けばの賜にあかせらる、爾の顔(かんばせ)を隱せば惶(おそ)れ惑ひ、その其気を取り上ぐれば死して塵に帰る、爾の気を施せば造られ、爾は又地の面を新にす。願くは光栄は世世に主に在らん、願くは主は己の造工の為に楽しまん。彼地を観れば、地震ひ、山に触るれば、煙起つ。我生けるうち主に歌ひ、世終るまで我が神に歌はん。願くは我が歌は彼に悦ばれん、我主の為に楽まん。願くは罪人等は地より消え、不法の者は存するなけん。我が霊よ、主を讃め揚げよ。
光栄は父と子と聖神°に帰す、今もいつ何時も世世に、「アミン」
アリルイヤ、アリルイヤ、アリルイヤ、神よ、光栄は爾に帰す。(三次)
[大連祷] 通常の連祷のメロディで
輔祭 我等安和にして主に祷らん、 (詠) 主憐めよ
輔祭 上より降る安和と我等が霊の救の為に主に祷らん、 (詠) 主憐めよ
輔祭 全世界の安和、神の聖なる諸教会の堅立、及び衆人の合一の為に主に祷らん、(詠) 主憐めよ
輔祭 此の聖堂、及び信と愼と神を畏るる心とを以て此に来たる者の為に主に祷らん、(詠) 主憐めよ
輔祭 教会を司る我等の(府)主教( )、司祭の尊品、ハリストスに因る輔祭職、悉くの教衆、及び衆人の為に主に祷らん、 (詠) 主憐めよ
輔祭 我が国の天皇、及び国を司る者の為に主に祷らん、 (詠) 主憐めよ
輔祭 此の都邑とおよそ凡の都邑と地方の為、及び信を以て此の中に居る者の為に主に祷らん、(詠) 主憐めよ
輔祭 気候順和、五穀豊穣、天下泰平の為に主に祷らん、 (詠) 主憐めよ
輔祭 航海する者、旅行する者、病を患ふる者、艱難に遭ふ者、虜となりし者、及び彼等の救のい為に主に祷らん、 (詠) 主憐めよ
輔祭 我等諸の憂愁と忿怒と危難とを免るるが為に主に祷らん、(詠) 主憐めよ
輔祭 神よ、爾の恩寵を以て、我等を佑け救ひ憐み護れよ、 (詠) 主憐めよ
輔祭 至聖至潔にして至りて讃美たる我等の光栄の女宰・生神女・永貞童女マリヤと、諸聖人とを記憶して、我等己の身及び互に各の身を以て、並びに悉くの我等の生命を以て、ハリストス神に委託せん、 (詠) 主爾に
司祭 けだし蓋凡そ光栄尊貴伏拜は爾父と子と聖神°に帰す、今もいつ何時も世世に、(詠) 「アミン」
[主よ汝によぶのスティヒラ]第140聖詠(その週の調で歌う) 時課経P179〜184/大斎1週P123〜P124
(詠) 主よ、爾によぶ、速かに我に格り給へ。主よ、我に聴き給へ。主よ、爾によぶ、
速かに我に格り給へ。爾によぶ時我が祷りの声を納れ給へ。主よ、我に聴き給へ。
願くは我が祷は香爐の香の如く爾が顔の前に登り、我が手を挙ぐるは暮の祭の如く納れられん。主よ、我に聴き給へ。
(日本の現行では以下通常省略され、スティヒラ☆に飛ぶこともある)
誦経 主よ、我が口に衞(まもり)を置き、我が唇の門を扞(ふせ)ぎ給へ、我が心に邪なることば言に傾きて、不法を行ふ人と共に罪のいいわけせしむるなか毋れ、願くは我は彼らの甘味を嘗めざらん。義人は我を罰すべし、是れ矜恤(きょうじゅつ)なり、我を譴むべし、是れ極と美しき膏、我が首を悩ます能はざる者なり、唯我が祷りは彼等の悪事に敵す。彼等の首長は巌石の間に散じ、我が言の柔和なるを聴く。我等を土の如く斫り碎き、我が骨は地獄の口に散りて落つ。主よ、主よ、唯我が目は爾を仰ぎ、我爾を恃む、我が霊を退くる毋れ。我が為に設けられしわな、不法者の羅(あみ)より我を護り給へ。不虔者は己の網に羅り、唯我は過ぐるを得ん。
第141聖詠 我が声を以て主によび、我が声を以て主に祷り、我が祷をその其前に注ぎ、我が憂をその其前に顕せり。我が霊我の衷に弱りし時、爾は我の途を知れり、我が行く路に於て彼らは竊かに我が為に網を設けたり。我右に目を注ぐに、一人も我を認むる者なし、我に遁るる所なく、人の我が霊を顧る者なし。主や我爾によんで云へり、爾は我の避所なり、生ける者の地に於て我の分なり。我がよぶを聽き給へ。我甚弱りたればなり、我を迫害する者より救ひ給へ、彼等は我より強ければなり。
☆
(句)我が霊を獄より引出して、我に爾の名を讃栄せしめ給へ、
八調経のその週の調から、痛悔のスティヒラ(主日晩課の挿句と同じ) 参考資料
(句)爾恩を我に賜はん時、義人は我を環らん。
八調経から痛悔のスティヒラ(主日晩課の挿句と同じ)
(句)主よ、我深き處より爾によぶ。主よ、我が声を聽き給へ。
八調経から痛悔のスティヒラ(月曜早課の挿句と同じ)
(句)願くは爾の耳は我が祷の声を聽き納れん。
八調経から痛悔のスティヒラ(月曜早課の挿句と同じ)
(以下三歌斎経P180からスティヒラを挟みこむ)
(句)主よ、爾若し不法を糾さば、主よ孰か能く立たん。然れども爾に赦しあり、
人の爾の前に敬しまん為なり。
三歌斎経からスティヒラ P180
我等皆努めて節制を以て肉体を制し、潔き斎の神聖なる途(みち)を行きて、祈祷と涙とを以て我等を歌う主を尋ね、悪を全く忘れて呼ばん、ハリストス王よ、我等は爾の前に罪を犯せり、昔のニネビア人の如く我等を救い給へ、慈憐の主よ、我等を天の国に与る者と為し給へ。
(句)我主を望み、我が霊主を望み、我彼のことば言を恃む。
主よ、我等は凡その苦に当たる我が行を思ひて望みを失ふ、蓋視よ、我爾の尊き戒めを棄てて、放蕩に我が生命を費やせり。故に祈る、救世主よ、痛悔の涙にて我を浄め、独仁慈なる主として、斎と祈祷とを以て我を照らし給へ、至仁なる衆人の恩主よ、我を忌む勿れ。
(句)我が霊主を待つこと、番人の旦を待ち、番人の旦を待つより甚し。
我等は欣ばしく斎の時を始め、属神の勤労に己を委ねて、霊を浄め、体を潔くし、食に於けるが如く凡その慾を斎して、属神の諸徳を楽しまん、皆熱切にこれに進みて、ハリストス神の至尊なる苦しみ及び聖なるパスハを神゚を以て喜びて見るを得ん為なり。
(句)願くはイズライリは主を恃まん、蓋憐は主にあり、大いなる贖いも彼にあり、彼はイズライリを其の悉くの不法より贖はんとす。
月課経からスティヒラ (月課経はまだ翻訳されていない)
第116聖詠(句)萬民や主を讃め揚げよ、萬族や彼を崇め讃めよ。
月課経からスティヒラ (月課経なし)
(句)けだし蓋彼が我等に施す憐はおおい大なり、主の真実は永く存す。
月課経からスティヒラ (月課経なし)
誦経 光栄は父と子と聖神°に帰す、今もいつ何時も世世に、「アミン」。
詠隊 [生神女讃詞]
(月課経からその日の生神女讃詞を歌うが、ない場合は八調経からその週の調の主日晩課の生神女讃詞で代用)
参考
[聖にして福たる] 時課経P185/大斎1週P125)
司祭 睿智、謹みて立て。
(詠) 聖にしてbスる常生なる天の父の、聖なる光栄の穏かなる光イイスス・ハリストスよ、我等日の入に至り、晩の光を見て、~・父と子と聖神°を歌ふ。生命を賜ふ神の子よ、爾は何時も敬虔の声にて歌はるべし、故に世界は爾を崇め讃む。
司祭 謹みて聽くべし。
[大ポロキメン](これを歌う間に祭服、被い布などを黒に変える) 三歌斎経P181使徒経巻末P24
誦経 ポロキメン。爾の顔を爾の僕に匿す勿れ、我哀しめばなり、速やかに我に聴き給へ、我が霊に近づきて、之を援けよ。参考楽譜
(詠) 爾の顔(かんばせ)を爾の僕に匿す勿れ、我哀しめばなり、速やかに我に聴き給へ、我が霊(たましい)に近づきて、之を援けよ。
誦経 (第1句)神よ、願くは爾の助けは我を起こさん。
(詠) 爾の顔を爾の僕に匿す勿れ、我哀しめばなり、速やかに我に聴き給へ、我が霊に近づきて、之を援けよ。
誦経 (第2句)苦しむ者は之を見て悦ばん。
(詠) 爾の顔を爾の僕に匿す勿れ、我哀しめばなり、速やかに我に聴き給へ、我が霊に近づきて、之を援けよ。
誦経 (第3句)神を尋ぬる者よ、爾等の心は活きん。
(詠) 爾の顔を爾の僕に匿す勿れ、我哀しめばなり、速やかに我に聴き給へ、我が霊に近づきて、之を援けよ。
誦経 爾の顔を爾の僕に匿すなか勿れ、我哀しめばなり、
(詠) 速やかに我に聴き給へ、我が霊に近づきて、之を援けよ。
時課経P190/大斎1週P130〜133)
誦経 主よ、我等を守り、罪なくして此の日を度らせ給へ。主吾が先祖の神よ、爾は崇め讚められ、爾の名は尊み歌はる、「アミン」
主よ、爾を恃むに因りて、爾の憐を我等に垂れ給へ。主よ、爾は崇め讚めらる、爾の誡を我に訓へ給へ。主宰よ、爾は崇め讚めらる、爾の誡にて我に悟らせ給へ。
聖なる者よ、爾は崇め讚めらる、爾の誡にて我を照らし給へ。
主よ、爾の憐みは世世に在り、爾の手の造りし物を棄つる勿れ。讚は爾に帰し、歌は爾に帰し、光栄は爾父と子と聖神゚に帰す、今もいつ何時も世世に、「アミン」
[増連祷](斎のメロディで)
輔祭 我等主の前に吾が晩の祷を増し加へん、 (詠) 主憐めよ
輔祭 神よ、爾の恩寵を以て我等を佑け救ひ憐み護れよ、 (詠) 主憐めよ
輔祭 此の日の純全、成聖、平安、無罪ならんことを主に求む、 (詠) 主賜へよ
輔祭 平安の天使、正しき教導師、吾が霊體の守護者を賜はんことを主に求む、(詠) 主賜へよ
輔祭 我等の罪と過とを宥めゆる赦さんことを主に求む、 (詠) 主賜へよ
輔祭 我等の霊に善にして益ある事、及び世界に平安を賜はんことを主に求む、(詠) 主賜へよ
輔祭 我等の生命の余日を平安と痛悔とを以て終らんことを主に求む 、(詠) 主賜へよ
輔祭 我等の生命の終が「ハリスティアニン」に適ひ、疾なく、恥なく、平安なること、及びハリストスの畏るべ可き審判におい於て宜しき對へをなすを賜はんことを求む、(詠) 主賜へよ
輔祭 至聖至潔にして至りて讃美たる我等の光栄の女宰・生神女・永貞童女マリヤと、諸聖人とを記憶して、我等己の身及び互に各の身を以て、並に悉くの我等の生命を以て、ハリストス神に委託せん、 (詠) 主爾に
司祭 蓋 爾は善にして人を愛する神なり、我等光栄を爾父と子と聖神°に献ず、今もいつ何時も世世に、 (詠) 「アミン」
司祭 衆人に平安、 (詠) 爾の神゜にも
輔祭 我等の首を主にかが屈めん、 (詠) 主爾に
司祭 願くは爾父と子と聖神°の国の権柄は讃揚讃栄せられん、今も何時も世世に、(詠) 「アミン」
[挿句のスティヒラ] 『三歌斎経』P182
誦経 主よ、爾の恩寵は輝き、我等の霊の光照は輝けり。視よ、嘉く納るべき時。視よ、痛悔の時なり、我等は昏昧(くらやみ)の行いを除きて、光明の甲(よろい)を衣(き)ん、斎の大なる海を濟(わた)りて我が救世主イイススハリストス、我等の霊(たましい)を救う主の三日目の復活に至らん為なり。
(句)天に居る者よ、我目を挙げて爾を望む。視よ、僕の目主人の手を望み、婢の目主婦の手を望むが如く、我等の目
は主我が神を望みて、其我等を憐むを俟つ。
主よ、爾の恩寵は輝き、我等の霊の光照は輝けり。視よ、嘉く納るべき時。視よ、痛悔の時なり、我等は昏昧の行を除きて、光明の甲を衣ん、斎の大なる海を濟りて我が救世主イイススハリストス、我等の霊を救う主の三日目の復活に至らん為なり。
(句)主よ、我等を憐み、我等ょ憐み給へ、蓋我等は侮にあき足れり。我等の霊(たましい)は驕る者の辱と誇る者の侮とによき足れり。
[致命者讃詞] 爾の諸聖人の記憶において栄せらるるハリストス神よ、彼等の祈祷を納れて、我等に大なる憐れみを垂れ給へ。
光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々に「アミン」
[生神女讃詞] 純潔なる神の母よ、天の品位は爾を讃栄す、蓋爾は父及び聖神と同永在にして、己の旨を以て天軍を無より作りし神を生み給へり。至りて無てんなる者よ、爾を歌頌する正教者の霊を壊滅より救ひて照らさんことを彼に祈り給へ。
[シメオンの祝文] 時課経P192/大斎1週P135〜136
誦経 主宰よ、今爾の言に循ひて、爾の僕を釋し、安然として逝かしむ。蓋我が目は爾の救を見たり、爾が萬民の前に備へし者なり、是れ異邦人を照らす光、及び爾の民イズライリの栄なり。
[聖三祝文][至聖三者][天主経]
誦経 聖なる神、聖なる勇毅、聖なる常生の者よ、我等を憐めよ。(三次)
光栄は父と子と聖神゚に帰す、今も何時も世世に、「アミン」。
至聖三者よ、我等を憐め、主よ、我等の罪を潔くせよ、主宰よ、我等の愆を赦せ、聖なる者よ、臨みて我等の病を癒し給へ、悉く爾の名に因る。
主憐めよ。(三次)
光栄は父と子と聖神゚に帰す、今も何時も世世に、「アミン」。
天に在す我等の父よ、願くは爾の名は聖とせられ、爾の国は来たり、爾の旨は天に行はるるが如く地にも行はれん、我が日用の糧を今日我等に与へ給へ、我等に債ある者を我等免すが如く、我等の債を免し給へ、我等を誘に導かず、猶我等を凶悪より救ひ給へ。
司祭 蓋国と権能と光栄は爾父と子と聖神°に帰す、今も何時も世世に。
誦経 「アミン」
[生神女讃詞](四調) 時課経P192/大斎1週P136 ♪音楽付けの参考
(詠) 生神童貞女よ、慶べよ、恩寵に満たさるるマリヤよ、主は爾と偕にす、爾は女の中にて讃美たり、爾の胎のみ果も讃美たり、爾は我等の霊を救ふ主を生みたればなり。(伏拝一次)
光栄は父と子と聖神°に帰す。
ハリストスの授洗者よ、我等衆人を記憶して、我が不法より救はるるを得しめ給へ、我等の為に祈祷する恩寵は爾に賜はりたればなり。(伏拝一次)
今も何時も世世に「アミン」。
聖使徒と諸聖人よ、我等の為に祈りて、我等に禍いと憂いより救はるるを得しめ給へ、爾等は救世主の前に吾が熱心の中保者なればなり。(伏拝一次)
生神女よ、我等爾が慈憐のもと下に趨り附く、危き時に於て我等の祈祷を斥くる勿
れ、独り浄く、独り崇め讃めらるる者よ、我等を諸の禍いより救ひ給へ。
誦経 主憐めよ。(40次)(重連祷の代わり)
光栄は父と子と聖神°に帰す、今もいつ何時も世世に、「アミン」
ヘルワィムより尊く、セラフィムに並なく栄え、貞操を壊らずして神言を生みし
実の生神女たる爾を崇め讚む。
神゜父よ、主の名を以て祝讃せよ。
司祭 永在の主ハリストス我等の神は恒に崇め讃めらる、今もいつ何時も世世に、
誦経 「アミン」
誦経 天の王よ、我等の国を佑け、正教を固め、異教を順はせ、世界を穏かにし、克く
此の聖堂を護り、已に過ぎ去りし我等の諸父兄弟を義人の住居に置き、並に我等の痛悔と承け認めとを納れ給へ、爾は仁慈にして人を愛する主なればなり。
[エフレムの祝文] 伏拝3回
司祭 主吾が生命の主宰よ、怠惰と、愁悶と、陵駕と、空談の情を我に与ふる勿れ。(伏拜一次)
貞潔と、謙遜と、忍耐と、愛の情を我爾の僕に与へ給へ。(伏拜一次)
鳴呼主王よ、我に我が罪を見、我が兄弟を議せざるを賜へ、蓋爾は世世に崇め讚めらる、「アミン」。(伏拜一次)
司祭 ハリストス神我等の恃よ、光栄は爾に帰す、光栄は爾に帰す。
(詠) 光栄は父と子と聖神°に帰す、今もいつ何時も世世に、「アミン」
主憐めよ。(三次)福を降せ。
司祭 [発放詞]
ハリストス我等の真の神は、其至浄なる母、( )、光栄にして讃美たる聖使徒聖( )、聖にして義なる神の祖父母イオアキムとアンナ及び諸聖人の祈祷に因りて我等を憐み救はん、彼は善にして人を愛する主なればなり。
(詠) 「アミン」
続いて互いの赦しの儀式を行う。