西日本主教教区 冬季セミナー2014 大阪

2月11日(祝・火)、大阪ハリストス正教会で60数名の聴講者を集め毎年恒例の冬季セミナーが開催されました。

午前の部は神戸教会で輔祭をつとめ、来る23日には司祭叙聖が決まっているエフレム後藤師による「アダムの罪、ハリストスの復活」と題した講話。復活祭のイコンが描く「主の黄泉くだり」をめぐっての聖師父たちの言葉を紹介し、「悪の力、死の力、罪の力へのハリストスの勝利」としての、十字架と復活への理解を紹介してくれました。

午後の部は京都産業大学名誉教授で正教の信徒でもあるマカリイ廣岡先生による講話「近代ロシアと正教会、受難の時代から再生へ」。革命の嵐に翻弄され、無数の致命者・表信者・受難者を生んだ20世紀ロシア正教会の苦闘と、ソ連崩壊前後に始まるその際性の歴史を紹介してくださいました。



当日は参加者に昨年のセミナー(講師 ゲオルギイ松島神父、イーゴリ清水先生)の講演録「正教の修道の伝統から」が無料で配布されました。