豊橋教会 聖使徒福音記者マトフェイ聖堂 修復成聖式
府主教座下ご一行をお迎えし盛大に挙行
11月5日(日)、豊橋教会では8月末から始めた聖堂外壁の塗り替え工事の完了を機に、1999年まで同教会管轄司祭として長年にわたり奉職され、その後主教品へ上げられたダニイル府主教座下を迎え修復成聖式を挙行しました。今回の修復に対しては愛知県の文化財として県からの補助もありましたが、信徒の皆さんの様々なご協力があって、始めて実現したものです。この修復作業に伴い専門家による文化財調査も実施され、明治後期から大正にかけての洋風建築(大正2年落成)として大変高く評価されました。
式典は4日夜の主日徹夜祷、5日の府主教座下ご司祷の聖体礼儀、成聖と続き、式典後は6年ぶりに豊橋教会を訪れた府主教座下を囲んで和やかな祝宴が持たれました。
聖体礼儀には主教区を代表してイオアン小野神父、近隣教会から静岡教会のロマン大川神父、名古屋教会からゲオルギイ松島神父、さらに東京から聖ニコライ修道院で修道見習たちを指導するためロシヤから来日した修道司祭ゲラシム神父、そして地元のイサイヤ酒井神父が陪祷しました。その他、府主教座下に随行した輔祭、副輔祭、神学生らが加わって、豊橋の皆さんの温かい聖歌の響きと一体となった盛大な式典となりました。
府主教座下からは今回の修復を記念して本年ダニイル府主教にモスクワ及び全ロシヤの総主教アレクセイU世から贈られた「イベルの生神女」のイコンが豊橋教会に贈呈されました。
また、今回の修復に際しての調査を行った文化財調査団と修復塗装に携わった(株)アイチケンに対し感謝状が贈られました。