人吉 聖歌の会

  九州での聖歌の会も六回目、人吉教会では3回目になりました。11月18日土曜日の晩祷には14人、翌19日の主日聖体礼儀と聖歌の会には18人が参加しました。講師はマリア松島純子マトシカです。
  今回の聖体礼儀では「一息に」祈りを進めることを課題にしました。連祷や聖歌の継ぎ目をなくして、最初の「父と子と聖神の国」から最後の「アミン」まで一流れに進めます。
  週替わりのトロパリやポロキメンなどはまごつきがちな場所です。あらかじめ付箋を貼る、「ニコライのトロパリ」などもコピーして楽譜に貼り付けるなどの準備をし、祈祷中も歌い終わってから次を探すのではなく、連祷の終わりごろには次のページを用意するなど、常に先を見ることが大切です。
  午後からは「パニヒダ」「埋葬式」をテーマに歌詞の意味を理解して、意味を表す歌い方を練習しました。個々のことばの意味だけでなく「無原の父と同無原の子と聖神」など三位一体の神学についても及川神父のわかりやすい解説を聞きながら、息継ぎの位置、語頭に軽いアクセントを置くなど、工夫しながら歌いました。
 九州での聖歌の会は年に一度ですが、学んだことが実になって確実に上達しているのがわかります。今回は遠く福岡と佐賀から啓蒙者の若者も訪れました。祈祷後は熊本の信徒の方のご用意下さったおいしいキノコ鍋に参加者一同、体も心も温まりました。   (パウエル及川神父記)