第29回 教区定例学びの会 豊橋
9月19日敬老の日、豊橋教会に神戸教会の伝教師パウェル松井貢治師を迎えて教区定例学びの会が行われました。豊橋、名古屋、大阪、神戸から20名近くの信徒が集まり、「復活、輪廻とどう違うか」という師の講演に熱心に耳を傾けました。
師はていねいに仏教での輪廻の思想を説明し、キリスト教の復活との違いを次のように説き明かされました。
「輪廻」は人間が考え出した思想であるが復活は歴史的な体験であること、輪廻思想には人格の継続性がないこと、輪廻思想は人間の現実を納得させ、よりよいものに生まれ変わるために善行を積むという考え方を導くのに対し、復活の思想は洗礼によってすでに自分のものとして生き始めた「復活の生命」への喜びに「今、ここで」与りつつ神の国の成就に向けて生きること、それらが主な違いである。
講演の最後には、活発な質疑応答があり、同席した酒井神父、松島神父も適宜質問に答え、伝教師さんをもり立てました。