パ ニ ヒ ダ
パ ニ ヒ ダ 永眠者の記憶の祈り 輔 君や祝讃せよ。 司 我らの神はつねに崇め讃めらる今もいつも世々に。 歌 アミン。 大連祷 輔 我ら安和にして主に祈らん。 歌 主憐れめよ(以下各句毎にくり返す) 輔 上よりくだる安和と我らが霊の救いのために主に祈らん。 輔 この世を過ぎ去りし者の罪の赦しを得るがために主に祈らん。 輔 常に記憶せらるる神の僕(婢)(某)に安息と平安と福たる記憶をたまわるがために主に祈らん。 輔 彼(ら)が自由と自由ならざる罪の赦されんがために主に祈らん。 輔 彼(ら)が苦難をうけずして畏るべき神の光栄なる台前に立つがために主に祈らん。 輔 泣き悲しみてハリストスより慰めをうくるを望む者のために主に祈らん。 輔 我らの主神が彼(ら)の霊を光るところ,茂き草場,平安のところ, 諸義人のおるところに安息せしむるがために主に祈らん。 輔 彼(ら)がアウラアム,イサアク,イ了コフの懐に数えおかるるがために主に祈らん。 輔 彼(ら)および我らがもろもろの憂いと怒りと危うきとをまぬかるるがために主に祈らん。 輔 神よ,なんじの恩寵を以って我らを助け救いあわれみ護れよ。 輔 彼(ら)および我らに神のあわれみと天国と諸罪の赦しとを賜わんことを求めて,我らおのれの身, および互いに各々の身を以って並びにことどとくの我らの生命を以ってハリストス神に委託せん。 歌 主なんじに。 司 けだしハリストス我らの神よ,なんじは眠りしなんじの僕(婢)(某)の復活と生命と安息なり。 我ら光栄をなんじとなんじの無原の父と至聖至善にして生命を施すなんじの神とに献ず,今もいつも世々に。 歌 アミン。 輔 アリルイヤ,アリルイヤ,アリルイヤ,主よなんじが選び近づけし者は幸いなり。 歌 アリルイヤ(三度)。 輔 彼(ら)の記憶は世々にいたらん。 歌 アリルイヤ(三度)。 輔 彼(ら)の霊は福におらん. 歌 アリルイヤ(三度)。 トロパリ 歌 深き智恵と仁慈とを以ってあらゆる物をつかさどり,ことごとくの者に利益なることをたもう唯一の造物主や, なんじが僕(婢)の霊を安んぜしめたまえ,彼らはなんじ造成主わが神に侍みを負わしめばなり。 光栄は父と子と聖神に帰す,今もいつも世々にアミン。 生神女のトロパリ 信者の救いなる嫁がざる生神女や,我らなんじを楯と港, およびなんじの生みし神に喜ばるる転達として保てり。 ネポロチニ 1.主やなんじは崇め讃めらる,なんじの戒めを我に教えたまえ。 聖人の群は生命の泉と,天道の門を得たり。 願わくは我も痛悔を以って道を得ん。 我は亡びし羊なり。 救世主や我を呼び返して救いたまえ。 2.主やなんじは崇め讃めらる,なんじの戒めを我に教えたまえ。 神の小羊を伝え,おめれも小羊のごとくほふられて,老いざる永久の生命に移りし聖なる致命者や, 我らに債めの免しを賜わんことを切に祈りたまえ。 3.主やなんじは崇め讃めらる,なんじの戒めを我に教えたまえ。 狭く苦しき道を通り,生けるうち十字架を軛のごとく負い,信じて我に従えるもろびとや来たりて, なんじのために備えし誉れと天の栄冠をたのしめよ。 光栄は父と子と聖神に帰す。 一つの神性の三つの光をつつしみ歌うて呼ぶ。 無原の父と同無原の子と聖神や,なんじは聖なり。 我ら信を以ってなんじに勤むる者を照らして,永遠の火より出したまえ。 今もいつも世々にアミン。 もろびとの救いのために,身にて神を生みし浄き者や,よろこべよ。 人のやからはなんじによって救いを得たり。 浄くして讃美たる生神女や, 願わくは我らもなんじによって天堂を得ん。 アリルイヤ,アリルイヤ,アリルイヤ,神や光栄はなんじに帰す(三度)。 小連祷 輔 我らまたまた安和にして主に祈らん。 歌 主憐れめよ(以下各句毎にくり返す)。 輔 また眠りし爾の僕(婢)(某)の霊の安息のため,および彼(ら)におよそ自由と自由ならざる 罪の赦されんがために祈る。 輔 主神が披(ら)の霊を諸義人の安息するところに入れたまわんことを祈る。 輔 彼(ら)に神の憐れみと天国と諸罪の赦しとをたまわんことをハリストス我が死せざる王および神に願う。 歌 主たまえよ。 輔 主に祈らん。 歌 主憐れめよ。 司 けだしハリストス我らの神よ,なんじは眠りしなんじの僕(婢)(某)の復活と生命と安息なり。 我ら光栄をなんじとなんじの無原の父と至聖至善にして生命を施すなんじの神とに献ず,今もいつも世々に。 歌 アミン。 カ ノ ン (イルモスの附唱) 主や眠りしなんじの僕(婢)の霊を安んぜしめたまえ(二度)。 光栄は父と子と聖神に帰す。 今もいつも世々にアミン。 イルモス第三歌 主天の穹蒼の至上なる造成者,教会の建立者希望の限り,信者の竪め, ひとり人を愛する者や,我をなんじの愛に固めたまえ。 小連祷(省略すること多し) 輔 我らまたまた安和にして主に祈らん。 歌 主憐れめよ(以下各句毎にくり返す)。 輔 また眠りし爾の僕(婢)(某)の霊の安息のため,および彼(ら)におよそ自由と自由ならざる罪の 赦されんがために祈る。 輔 主神が披(ら)の霊を諸義人の安息するところに入れたまわんことを祈る。 輔 彼(ら)に神の憐れみと天国と諸罪の赦しとをたまわんことをハリストス我が死せざる王および神に願う。 歌 主たまえよ。 輔 主に祈らん。 歌 主憐れめよ。 司 けだしハリストス我らの神よ,なんじは眠りしなんじの僕(婢)(某)の復活と生命と安息なり。 我ら光栄をなんじとなんじの無原の父と至聖至善にして生命を施すなんじの神とに献ず,今もいつも世々に。 歌 アミン。 主や眠りしなんじの僕(婢)の霊を安んぜしめたまえ(二度)。 光栄は父と子と聖神に帰す。 今もいつも世々にアミン。 イルモス第六歌 我祈りを主の前に注ぎ,我が憂いを彼に告げん。 けだし我が霊は悪に満ち, 我が生命地獄に近づけばなり。 我イオナのごとく祈る。 神や我を亡びより引きあげたまえ。 小遵祷(時として省略) 輔 我らまたまた安和にして主に祈らん。 歌 主憐れめよ(以下各句毎にくり返す)。 輔 また眠りし爾の僕(婢)(某)の霊の安息のため,および彼(ら)におよそ自由と自由ならざる 罪の赦されんがために祈る。 輔 主神が披(ら)の霊を諸義人の安息するところに入れたまわんことを祈る。 輔 彼(ら)に神の憐れみと天国と諸罪の赦しとをたまわんことをハリストス我が死せざる王および神に願う。 歌 主たまえよ。 輔 主に祈らん。 歌 主憐れめよ。 司 けだしハリストス我らの神よ,なんじは眠りしなんじの僕(婢)(某)の復活と生命と安息なり。 我ら光栄をなんじとなんじの無原の父と至聖至善にして生命を施すなんじの神とに献ず,今もいつも世々に。 歌 アミン。 コンダク ハリストスや,なんじが僕(婢)の霊を,諸聖人と共に,病いも悲しみも嘆きもなく, 終りなき生命のあるところに安んぜしめたまえ。 (イコス) ただ墓の上の嘆きに歌いて言うべし,アリルイヤ,アリルイヤ,アリルイヤ。 主や眠りしなんじの僕(婢)の霊を安んぜしめたまえ(二度)。 父と子と聖神の一なる神を讃めあげん。 今もいつも世々にアミン。 輔 生神女,光の母を讃め歌を以って讃めあげん。 歌 主や,諸神使と義人らの霊とはなんじを讃めあげん。 イルモス第九歌 天は畏れ,地の果ては驚けり。 神は身にて人々に顕われ, なんじの胎は天より広きものとなりたればなり。 ゆえに神使と人々の群は,なんじ生神女を崇め讃む。 誦 聖なる神,聖なる勇毅,聖なる常生の者や,我らを憐れめよ(三度)。 光栄は父と子と聖神に帰す,今もいつも世々にアミン。 至聖三者や我らを憐れめ,主よ我らの罪を潔くせよ,主宰よ我らのあやまちを赦せ, 聖なる者や臨みて我らの病いをいやしたまえ,ことどとくなんじの名による。 主憐れめよ(三度)。 光栄は父と子と聖神に帰す,今もいつも世々にアミン。 天に在す我らの父よ,願わくはなんじの名は聖とせられ,なんじの国は来たり, なんじの旨は天に行わるるがととく地にも行われん。 我が日用の糧を今日我らに与えたまえ。 我らに債めある者を我らゆるすがごとく我らの債めをゆるしたまえ。 我らを誘惑に導かず,なお我らを凶悪より救いたまえ。 司 けだし国と権能と光栄はなんじ父と子と聖神に帰す,今もいつも世々に。 歌 アミン。 リ テ ヤ 歌 人を愛ずる救世主や,死せし義人の霊と共に,なんじが僕(婢)の霊を安んぜしめて, 彼(ら)をなんじにある福楽の生命に,まもりたまえ。 主やなんじが諸聖人の安息するところに,なんじが僕(婢)の霊を安んぜしめたまえ。 なんじひとり人を愛する主なれはなり。 光栄は父と子と聖神に帰す。 なんじは地獄にくだりて繋がれし者の鎖を解きたる神なり。 みずからなんじの僕(婢)の霊を安んぜしめたまえ。 今もいつも世々にアミン。 ひとり潔くきずなき童貞女,種なくして神を生みし者や,彼(ら)の霊の救われんことを祈りたまえ。 重 連 祷 輔 神よなんじの大いなる憐れみによりて我らを憐れめよ,なんじに祈る,聞き入れて憐れめよ. 歌 主憐れめ,圭憐れめ,主憐れめよ。 輔 また眠りし神の僕(婢)(某)の霊の安息のため,および彼(ら)におよそ自由と自由ならざる 罪の赦されんがために祈る。 歌 王憐れめ,主憐れめ,主憐れめよ。 輔 主神が彼(ら)の霊を諸義人の安息するところに入れたまわんことを祈る。 輔 彼(ら)に神の憐れみと天国と諸罪の赦しとをたまわんことをハリストス我が死せざる王および神に願う。 歌 主たまえよ。 輔 主に祈らん。 歌 主憐れめよ。 司 もろもろの霊神と,もろもろの肉体との神,死を亡ばし悪魔をむなしうし, なんじの世界に生命をたまいし主よ,なんじみずから眠りしなんじの僕(婢)(某)の霊を光るところ, 茂き草場,平安のところ,病いと悲しみと嘆きとの遠ざかるところに安息せしめ, 善にして人を愛する神なるによりて彼(ら)があるいは言葉,あるいは行い, あるいは思いにて犯ししことどとくの罪を赦したまえ。 けだし人ひとりも生きて罪を行わざる者なし。 ただなんじは罪なし,なんじの義は永遠の義,なんじの言葉は真実なり。 けだしハリストス我らの神よ,なんじは眠りしなんじの僕(婢)(某)の復活と生命と安息なり。 我ら光栄をなんじと,なんじの無原の父と,至聖至善にして生命を施すなんじの神とに献ず,今もいつも世々に。 歌 アミン。 輔 叡智。 司 至聖なる生神女よ,我らのために神に祈りたまえ。 歌 ヘルビムより尊く,セラフイムに並びなく栄え操を破らずして神言を生みし実の生神女たるなんじを崇め讃む。 司 ハリストス神我らの恃みよ,光栄は汝に帰す,光栄はなんじに帰す。 歌 光栄は父と子と聖神に帰す。 今もいつも世々にアミン。 主憐れめ,主憐れめ,主憐れめよ,福をくだせ。 司 死より復活し,生ける者と死せし者を全能の手に保ちたもうハリストス我ら真の神は, その至浄なる母,光栄にして讃美たる聖使徒,克肖捧神なる我が諸神父および諸聖人の祈祷によりて, 我らに別れしその僕(姉)(某)の霊を諸義人の住いに入れ,アウラアムの懐に安んぜしめ, 諸義人の列に加え,および我らを憐れみたまわん。 善にして人を愛する主なればなり。 歌 アミン。 輔 主よ,なんじの眠りし僕(婢)(某)の幸いなる眠りに永遠の安息を与え, 彼(ら)に永遠の記憶をなしたまえ。 歌 永遠の記憶(三度)。 |