正教会の祈祷文や礼拝の式順は、世界中どこにいってもほぼ共通です。しかしその一方で多様性を大切にするので、言語や音楽はさまざまです。近年、海外からの移住者や滞在者がふえました。異国で暮らす彼等が、同じ教会、同じ信仰を分かち合っていることを実感できるように、できるだけ、彼等のことば、彼等の音楽でも歌ってあげたいと思います。また私たちにとっても、正教の伝えるものが、日本の小さなコミュニティだけではなく、世界中の正教会とリンクしていることを実感することになります。 たとえば、「パスハのトロパリ」。ことばも音楽も様々ですが、そこにあふれる復活の悦びは共通です。
●各国語のパスハのトロパリ
正教徒にとってパスハは特別です。その国のことばと音楽で一緒に歌えば、歓びがさらに大きくなります。あるルーマニアの信者さんは歌いながら涙を流していました。ちなみに、各国語の「ハリストス復活」「実に復活」はこのサイトPascha Polyglotta(250カ国語)にあります。
●祭日
●諸祈祷
外国人と日本人のご夫妻のお子さんたちの洗礼の時の「ハリストスによって洗を受けし者」、お祝いの時の「いくとせも」、故国で親族をなくされた方のための「永遠の記憶」など